ながみえの旅

~ひたすらソロツーリングと山歩きと雑飯~

バイクで山奥に天ぷらを食べに行く(前編)

初投稿。ソロツーリングにはまって早8年。

せっかくなので記録に残していくことにしました。

 

取り敢えず第1回は近場まで昼食を食べに行きます。暑いですしね。本日は8月4日。世間では記録的猛暑で、日本各地で40℃を超えているのだとか。こんな日は遠出は危険です。間違っても海の方へ向かってはいけません。死んでしまいます。

 

ということで、以前山の中を走ってて偶然見つけたお店に天ぷらを食べに行きます。

 

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愛車はヤマハのFZ1 FAZER GT。もう6年近く連れ添っている相棒は、過去に何度も倒してしまった(すまない・・・)ためか若干ガタが来ていますが、まだまだ現役です。

トリップメーターをリセットして出発します。手に持っているのは今回の旅のお守り「ウィーン銀貨」。肌身離さず持って行きたいと思います。

f:id:nagasakimie:20180804170833j:plainスタート地点は三重県の四日市市。ゴールは鈴鹿山脈を越えて滋賀県の多賀町の山奥(片道約60km)になります。午前10時出発なので遅くとも14時までには帰ってこれるでしょう・・・などと、この時は甘い算段をしておりました。

 

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猛暑の中淡々と走ります。まだ10時過ぎだというのにこの熱気。昼過ぎにはどうなってしまうのか。早く山の上に避難しなければ。

 

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普通に考えれば国道306号線を利用するところですが、今回はあえて北の県道139号線を通って行くことにします。

理由は139号線は通ったことがないから。

ツーリングマップルを見ると山脈の頂上辺りの道から色が消えていて何やら不安を煽りますが、まあ大丈夫でしょう。

  

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山道を登っていくと、少しずつ気温が下がっていくことが分かります。このまま汗をかかないくらいになってくれればいいのですが・・・。 

 

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山の頂上付近?の五僧峠なる場所に到着しました。かなり古い看板。何やら由来のある場所のようですが、特に見晴らしが良いわけでもなく、何か物珍しい物があるわけでも・・・?!

 

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廃墟がありました。

ただ昼食を食べに行くだけのつもりが、思わぬ光景を目にして少し興奮してしまいました。139号線を選んで良かった!

 

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近づくと暗闇から何かがガサッと音を立てて逃げて行きました。何かの動物だと思いますが、正直かなりビビりました。

中に入ってみたいという衝動にかられましたが、まあ危険でしょうし、何よりなんだかよく分からない虫がブンブン室内を飛び回っていたので止めておきました。

 

山を下っていくと、水のない川が現れました。

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水が見えていれば涼し気があっていいのですが、おそらく水はこの岩や砂利の下を流れているのでしょう。

先ほどバイクを降りて廃墟回りを歩き回ったこともあり、ヘルメットの下でじっとり汗がにじんでいます。山の上だというのに暑い。

 

この時点で時刻はすでに11時50分。お腹もすいてきましたので、先を急ぎたいところですが・・・

 

また何やら気になる物を見つけてしまいました。

f:id:nagasakimie:20180804185412j:plain空腹感から無視して先に進もうかとも考えましたが、好奇心を抑えきれません。

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どうやら上に小さな洞窟があるようです。

かなりの急勾配ですが、掴んで登るためのロープが設置されていましたので登っていきます。

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見にくいですがロープを掴んで登った先にはしごがあり、その上には奥行き1m程の空間がありました。そこに何かの祭壇のようなものがありましたが、何だかバチが当たりそうな気がしたので写真は撮っていません。

 

 上から見下ろすとこんな感じです。

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まさか食事に行く途中でこんなロッククライミングまがいのことをすることになるとは・・・。降りた後しばらく休憩しましたが、汗が滝のように流れて止まりません。

 グローブも汚れてしまいました。

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汗が多少引いてからヘルメットをかぶり直し、再び山を下りだすと、川に水が出てきました。心なしか少し涼しくなった気がします。

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12時20分、ようやく目的地に到着しました。「奥山の癒し処 風緑」。滋賀県側から来たお客さんが沢山いるようで、店はかなり混んでいました。三重県側から来たのはおそらく私だけでしょう^^。

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なぜこんな山奥にこんなお店があるのかというと、ここには「河内風穴」という鍾乳洞があるためです。今回は食事が目的なので鍾乳洞には入りませんでしたが、以前来た時の写真を貼っておきます。

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料金は大人1人500円。おすすめです。

 

さて肝心の食事に移ります。私はこの天ぷらを食べるためにははるばる山脈を超えてやって来たのです。 

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「もりそばと天ぷらと黒豆ごはん」。1340円です。

肉も魚もなく少々物足りない感じはしますが、たまにはこういうのもいいでしょう。あまり見ない山菜や野菜の天ぷらがあるところが気に入っています。トマトやピーマンの天ぷらって珍しいですよね。

 

上の2本の細長い山菜(?)は何て言うんですかね? 特に上の大きい方は美味しかったです。

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最後にアツアツのそば湯が出てきました。もちろん全ておいしく頂いて、その後滝のように汗が流れました。店の中は涼しかったんですがね・・・。

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そばもご飯も非常に美味しかったです。

 

さて、目的は果たしましたので帰宅します。

しかし思った以上に長くなってしまったので一旦ここで区切ろうと思います。後はただ帰るだけなのに1本分の記事が書けてしまいそうなことに違和感を覚えつつ、最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

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【山奥に食べに行くシリーズ】

第1回:バイクで山奥に天ぷらを食べに行く

第2回:バイクで山奥におにぎりを食べに行く

第3回:バイクで山奥にラーメンを食べに行く

第4回:バイクで山奥にラーメンを食べに行く(リベンジ)

第5回:バイクで山奥にお茶を 飲みに行く(次回)

 

 

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